総合医学教育研修センター研修医・梁間敦先生が 第104回日本呼吸器学会近畿地方会「若手アワード」で優秀演題賞を受賞しました。
研修医・梁間敦先生が上記学会で「多臓器に病変を認めたが、無治療で改善したサルコイドーシスの一例」を発表し、優秀演題賞を受賞しました。
複数科で診療を行うサルコイドーシスの治療について検討した症例の発表です。おめでとうございます。
当局西山理准教授が第34回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会で学会賞を受賞しました。
当局西山理先生が上記学会で第13回学会賞を受賞しました。タイトルは「間質性肺疾患におけるPatient-centered outcomeとリハビリテーションに関する研究」で、この分野におけるこれまでの研究が評価された結果です。おめでとうございます。
リハビリテーション部水澤裕貴先生が第34回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会で優秀演題賞を受賞しました。
リハビリテーション部 水澤裕貴先生の発表「口腔内最大吸気圧と横隔膜移動距離が低下しているCOPD患者の特徴について」が上記学術集会で優秀演題賞を受賞しました。呼吸筋力および横隔膜移動距離の両者が低下しているCOPD患者では、呼吸サルコペニアにつながる胸鎖乳突筋の筋量低下が認められたという発表です。おめでとうございます。
当局吉川和也助教の論文
“Selexipag for patients with pulmonary hypertension associated with lung disease: A preliminary study” がRespiratory Investigationに掲載されました。肺疾患に伴う肺高血圧症(PH-LD)患者において、肺動脈性肺高血圧症の治療薬であるセレキシパグの潜在的有効性を評価するため、過去にセレキシパグ投与を受け、右心カテーテル検査を含め有効性を評価し得たPH-LD患者をレトロスペクティブに評価しました。計8人のPH-LD患者が対象で、セレキシパグ投与後、肺血行動態パラメータと6分間歩行距離に統計学的に有意な改善はみられなかったものの、4人の患者で6分間歩行距離が20m以上改善しレスポンダーと考えられました。レスポンダーでは非レスポンダーと比較して有意にベースラインのBMI高値かつPaO2/FiO2低値で、良好な反応を示す指標と考えられました。薬剤に関連したグレード3または4の有害事象は観察されませんでした。セレキシパグは低用量から投与を開始し、その後漸増することで、初期の有害事象のリスクを減らすことができ、PH-LDの治療選択肢の1つになりうる可能性を示したと言えます。
2025年度 研修医・内科専攻医(呼吸器・アレルギー内科)向け Web医局説明会
2025年度 研修医・内科専攻医(呼吸器・アレルギー内科)向け Web医局説明会 を行います。
2024年7月31日(水) 17時~18時
参加ご希望の先生は、お問い合わせフォームか koare-june@med.kindai.ac.jp までご連絡ください。
なお学内の先生は、掲示ポスターのQRコードから直接入れますので奮ってご参加ください。
リハビリテーション部 白石 匡先生の論文
当局山﨑亮医学部講師の論文
“Incidence, etiology, and outcome of hospital-acquired pneumonia in patients with acute exacerbation of fibrotic idiopathic interstitial pneumonia”がRespiratory Investigationに掲載されました。線維化性IIPの急性増悪で入院を経験した128人の患者のうち(のべ155回)、院内肺炎の発症率は32.2%、院内肺炎発症後の死亡率は48.9%と高率でした。起因菌はCorynebacterium spp.が最多で、次いでヒトcytomegalovirus(HCMV)が続きました。線維化性IIP急性増悪の入院管理において、院内肺炎への留意および院内肺炎発症時にはこれら微生物を想定した治療を選択する必要性を示したと考えられます。
当局医学部講師佐野安希子先生が第22回KiHACで優秀演題賞を受賞しました
当局佐野安希子先生が生物学的製剤がFEV1の経年低下に及ぼす影響”を発表し、優秀賞を受賞しました。おめでとうございます!
2024年度 研修医・内科専攻医(呼吸器・アレルギー内科)向け Web医局説明会
2024年度 研修医・内科専攻医(呼吸器・アレルギー内科)向け Web医局説明会 を行います。
2023年7月26日(水) 17時~18時
参加ご希望の先生は、お問い合わせフォームか koare-june@med.kindai.ac.jp までご連絡ください。
なお学内の先生は、掲示ポスターのQRコードから直接入れますので奮ってご参加ください。
リハビリテーション部 白石 匡先生の論文
リハビリテーション部 白石 匡先生、東本有司先生、当局スタッフによる論文"Diaphragm dome height on chest radiography as a predictor of dynamic lung hyperinflation in COPD"がERJ Open Researchに掲載されました。これは胸部X線上の右横隔膜の高さ (Dome高、図)が、胸部CT上の%LAA(低吸収域)や一秒量と独立して,COPD患者さんの動的過膨張の予測因子になることを明らかにした研究です。Dome高は日常臨床ですぐに活用できる優れた指標と考えます。
当局山﨑亮医学部講師の論文
“Prognostic value of the qSOFA in patients with acute exacerbation of idiopathic pulmonary fibrosis”がRespiratory Investigationに掲載されました。敗血症のスクリーニングで用いられるquick SOFAスコアがIPF急性増悪患者の入院死亡および長期予後を有意に予測するということを報告したもので、さらにDICの診断ツールであるJAAM-DICスコアと組み合わせることで予後分別能が向上しました。IPF急性増悪の診断時には評価すべきと考えられます。
第32回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会学術集会で優秀演題賞を受賞しました
リハビリテーション部 武田優先生の発表「安定期COPD患者の横隔膜移動距離と胸鎖乳突筋厚との関連」
PDFファイルを表示が上記学術集会で優秀演題賞を受賞しました
2023年度 研修医・内科専攻医(呼吸器・アレルギー内科)向け Web説明会の案内
2023年度 研修医・内科専攻医(呼吸器・アレルギー内科)向け Web医局説明会 を行います。
2022年8月3日(水) 17時~18時
参加ご希望の先生は、お問い合わせフォームか koare-june@med.kindai.ac.jp までご連絡ください。
なお学内の先生は、掲示ポスターのQRコードから直接入れますので奮ってご参加ください。
当局山﨑亮助教の論文
"Outcome of patients who were incidentally diagnosed with idiopathic pulmonary fibrosis: how early in the disease should we identify patients?"が Respiratory Medicineに掲載されました。検診などで偶然に発見された特発性肺線維症(IPF)症例の頻度・予後を解析したもので、IPF診断例の32.7%が偶然発見されており、これらの患者群の生存期間中央値は4.9年、BMIが唯一の予後予測因子であることを報告しました。早期例でもBMI低下がある症例への早期介入の必要性を示唆するものです。
若手医師向け呼吸器・アレルギー内科おはようレクチャーの案内
若手医師向け呼吸器・アレルギー内科おはようレクチャーを行います。
いずれも朝8時~8時半 ZOOM URLは院内研修センター・掲示板などで案内します。
2022年度
第1回 5/18(水) 若手医師のための”今日から使える人工呼吸器設定” 講師:冬田昌樹先生
第2回 6/15(水) 呼吸器感染症 講師:吉田耕一郎先生
奮ってご参加ください。
当局大学院生 白石匡先生の論文
”Diaphragmatic excursion is correlated with the improvement in exercise tolerance after pulmonary rehabilitation in patients with chronic obstructive pulmonary disease"がRespiratory Researchに掲載されました。
超音波診断装置で測定した横隔膜移動距離の評価が、COPD患者さんの呼吸リハによる運動耐容能の改善効果を最も強く予測することを明らかにしました。COPD患者さんでは、運動耐容能の改善・身体活動性の改善が予後改善に大きく影響します。横隔膜移動距離を評価し適切な呼吸リハを導入することで、COPD患者さんにしっかり動いてもらえる様、私達も努力したいと思います。
呼吸器・アレルギー内科のモットー
- 患者さんに優しく信頼される医療を提供し、多職種との連携で病気の快癒に全力を尽くします。
- 幅広い呼吸器・アレルギー内科疾患に対応し、高度かつ最新で安全な医療を提供します。
- 信頼される医療人として生涯にわたり自己研鑽に励むとともに、臨床でのunmet needsに気づき、その解を世界に発信していきます。